一人暮らしに反対する親を説得するための4つの戦略

Q, 一人暮らしを反対する親を説得するには?

4月から社会人になるので、一人暮らしを始めたいと思っています。でも、親が一人暮らしはまだ早いと言って反対しています。実家から職場まで遠いので、どうしても私としては一人暮らしをしたいです。なんとか親を説得する方法はないでしょうか?

A, 隠れた反対理由まで把握して、それに応じて対策する

一人暮らしに反対する親と、説得する子どものイラスト

一人暮らしを始めようと思っても、親に反対される人も多いようです。親子という近い関係だからこそ、お互いが感情的になってしまって、話が進まないということも。

この記事では、冷静になって親を説得するための4つの戦略を解説します。

そもそも自分に一人暮らしをする能力があるのか

親を説得する方法を考えているところに水を差すようですが、そもそも自分に一人暮らしをする能力があるのかを考えてみる必要があります。ひとつだけ質問に答えてみてください。

質問:一人暮らしをするための初期費用と月々の費用はどれくらい?

もし、これに答えることができないのなら、一人暮らしをするのはまだ厳しいと言わざるを得ません。

炊事、洗濯等の家事は必要に応じてその都度覚えることができます。しかし、お金に関しては、必要なときに沸き上がってくるものではありません。一人暮らしを始めるのなら、否が応でもお金の問題がつきまとうので、この点だけはクリアしておかなければいけません。

調べてみたら、案外、自分が思っている以上に費用が掛かるということもあります。まず最初に金銭面の問題は把握しておきましょう。

[参考]
一人暮らしの初期費用と具体的な内訳
一人暮らしの初期費用を節約するために抑えておきたい3つのポイント
一人暮らしの1ヶ月の生活費は20万円掛かるって本当!?

なぜ反対するのかを把握する

親を説得するための大前提として、なぜ反対するのか把握する必要があります。これは、相手の言っていることを表面的にだけなぞるのではなく、隠れた感情的な面も配慮しなければいけません。

たとえば、決して口には出さないけれど、子どもがいなくなって寂しいという理由や、犯罪に巻き込まれるのではないかと心配する気持ちのために、反対しているということもありえます。

口に出して指摘してくれる面はもちろん、隠れた感情も配慮したうえで、ひとつひとつの反対理由に応じた対策を考えましょう。

説得方法

親がなぜ反対するのかは、それぞれの家庭の状況によって様々ですが、主な内容として、生活態度が悪い・費用的な問題・安全面に不安・寂しい、という4つが挙げられます。

以下では、この4つの反対理由に応じた対策法と、説得する材料として一人暮らしをするメリットを挙げます。

1, 生活態度を指摘された場合

一番多い反対理由がコレ。今の家での生活態度を見る限り、一人で家事ができるわけないし、生活も乱れるに決まっている、という指摘です。

これに対して、いざ一人暮らしを始めたらちゃんとやれるから、という返事は理屈としては理解できます。しかし、生活態度を普段から見ている親の立場からすると、心からは納得できません。また、生活態度が悪いというのは建て前で、安易に一人暮らしを始めてほしくないという気持ちがあるかもしれません。

いずれにせよ、納得させるには、やはり実際の生活態度を変えるしかありません。白々しいと思えてしまうかもしれませんが、普段はやっていない家事も手伝ってみましょう。早寝早起きもして、やればできるんだアピールをします。

確実に下心は見透かされますが、本当に一人暮らしをしたいんだという気持ちは伝わるはずです。たとえ、どんなに家事の要領が悪くても、やろうとする気持ちを見せれば相手の心も動き始めるでしょう。

2, 費用面の問題を指摘された場合

上でも述べたとおり、まず最初に一人暮らしの費用がどれくらい掛かるのか把握しておきます。初期費用と月々の費用に分けて、自分の今の収入と貯金額で一人暮らしを始められるか考慮してみましょう。

費用面を理由に反対していても、親は具体的な数値までは把握していないことのほうが多いです。自分から調べて、これくらいだから一人暮らしでもやっていけるということを伝えると説得力が増します。

学生の場合、バイトを入れて、本気だということをアピールするのもよいでしょう。

3, 安全面の問題を指摘された場合

実際問題として親の指摘がなくても、気にしておくべき点です。特に女性の場合、気をつけなければいけません。

対策は、治安の良い地域でセキュリティがしっかりしている住居を選ぶ、ということが挙げられます。

住もうと思っている場所へ親を連れて行って、安心してもらうのもよいでしょう。

4, 親が寂しいという場合

親は、あまり口には出してくれない反対理由です。しかし、もしかすると、これが一番の理由で他の理由は後づけの場合があります。十分に配慮しておくべき点といえるでしょう。

対策は、定期的な連絡を約束する、正月やお盆休みには帰省することを約束する、ということが考えられます。

口だけと思われないように、第2,4土曜日の○時に連絡する、というふうに具体的な内容を決めておくのも有効です。

一人暮らしのメリット

説得する材料として、一人暮らしのメリットを羅列します。

・家事ができるようになる
・料理が上手くなる
・金銭感覚が強くなる
・就活にも有利
・恋愛、結婚にも有利
・通学、通勤が便利

当サイトの、「一人暮らしのメリット・デメリット」でも詳しく解説しているので参考にしてください。

まとめ

・生活態度を変える
・費用を自分で調べて提示する
・治安の良い地域を選ぶ
・定期的な連絡を約束する

以上の4つが、反対する親を説得するための主な戦略です。

相手の感情面にも配慮して、親子関係に傷を入れずに、上手く説得しましょう。無事に一人暮らしを始めることができますように。

シェアありがとうございます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Print 当サイトも企画に加わった電子書籍、「大掃除のやり方とコツ」が出版されました。玄関からベランダまで、あらゆる場所の掃除方法が網羅されています。

Amazonで詳細を見る
 
 
このサイトで活躍中のひとくんがLINEスタンプに登場。是非使ってみてくださいね。

LINEスタンプ1  LINEスタンプ2