畳もカベも傷めずにキレイにしたい!和室の大掃除のやり方と手順
Q, 和室の大掃除のやり方は?
A, 畳や壁の性質を把握して、正しい掃除の仕方を覚える
落ち着いた雰囲気が好き、賃料が安い等の理由で一人暮らしのお部屋に和室を選ぶ人も多いです。
しかし、和室は材質の性質上、注意しなければいけない点が多いです。畳や壁を傷めたりすることがないように、正しい掃除の仕方を覚えておきましょう。
0. 準備物
必須品:ハタキ、掃除機、雑巾、ペーパーモップ、中性洗剤
必要に応じて:木工用ボンド、古歯ブラシ、コメのとぎ汁、酢、小麦粉
1. 天井、照明、障子、壁のホコリを落とす
「上から下」は掃除の基本です。
まずは天井から。クイックルワイパー等のペーパーモップでから拭きします。
次に、照明、障子、壁のホコリをハタキで落とします。壁は材質によってはハタキを使用するだけでも、表面が剥がれる場合があります。軽く固めるために、木工用ボンドを10倍程度に薄めた水をスプレーしておくと安心です。
2. 畳の掃除
2.1 掃除機がけ
掃除機で表面のホコリ、ゴミを吸い取ります。掃除機は、畳の目に沿って使用しましょう。また、傷を付けないように、本体は手で持ちます。
2.2 水拭き→から拭き
畳は湿気に弱いので、普段の掃除では掃除機がけで済ますのが好ましいです。大掃除のときは、水拭きもして隅々の汚れまで除去しておきましょう。
中性洗剤を薄めた水に雑巾を入れて固く絞って下さい。目に沿って畳を拭きます。水拭きが終わったら、湿気を取るための、から拭きも忘れずにしましょう。
最後に通気をして畳を乾かします。なるべく、午前中に掃除を済ませて、正午〜15時くらいまで乾かすのがベストです。
3. 敷居の掃除
普段の掃除ではおろそかになりがちで、汚れがたまっている場合があります。念入りに掃除をしましょう。
まずは掃除機でホコリを吸い取り除去します。そのあと、水拭き→から拭きをして下さい。汚れが取りにくいときは、古歯ブラシを利用すると良いです。
4. 床の間
床の間は、材質によって掃除のやり方が変わります。畳の場合は、2の説明を参照して下さい。
木製の場合は、ハタキでホコリを除去します。その後、コメのとぎ汁で固く絞った雑巾で拭きます。油分によるコーティングでワックスがけと汚れ防止の効果があります。
番外編1:酢で障子の黄ばみを除去
障子が黄ばんできたからといって、すぐに張り替える必要はありません。多少の汚れなら酢で除去できます。
やり方は簡単。酢を数滴入れた水を黄ばんでいるところに、スプレーするだけ。軽い黄ばみならこれだけで落ちます。
番外編2:醤油をこぼしたら小麦粉で
醤油のシミは、すぐに対処すれば簡単に落とすことができます。こぼしたところに、小麦粉をふりかけて十分に染み込ませてから掃除機で吸い取ります。その後、水拭き→から拭きをすれば完了です。
まとめ
和室の普段の掃除では、掃除機がけで済ますのが良いですが、大掃除のときには注意を払いながら水拭きもします。畳だけではなく、敷居や壁、天井の掃除も忘れずにやっておきたいですね。
キレイな和室で、心機一転、新しい年を迎えましょう。